正確透視図法1

手書きのパースからCGパースへ移行して既に20数年が経ちました。下図もCGモデリングに成りましたので、透視図法を使って下図を書く事もありません。
10数年間当たり前の様に書いていた透視図法ですが、作成方法の記憶が薄れてきたので思い出しながら透視図法を誰にでも解り易く図で解説する事にしました。

何回かに分けて解説します。第一回は透視図法1VPが二点の場合です。

「作図の準備」
①平面図を好みの角度で製図版に貼ります。②建物の中心付近から垂直に線を引きます(紫色の線)
③紫色の線上にSPを打ちます。※建物からSPが遠くなればなる程カメラ撮影でいう望遠になります。
④SPから水色の線を建物と平行に引きます。
⑤PPの赤線を水平に引きます。PPは絵の大きさを決める為の線です。SPから上に行けば行く程絵は大きくなりSPに近ずくと絵は小さくなります。PPがSPに近ずくとVPがパースに寄って来ますのでVPを遠くに設定する事も出来ます。※PPと平面図が接する点が平面図と同じ縮尺になります。この図では平面図から黄緑色の線でPPに伸ばしています。
⑥SPから引いた水色の線とPPの交点から垂直に緑色の線を引きます。
⑦任意の位置にHLの線を水平に引きます。⑥で引いた緑色の線とHLの交点がVPです。
⑧PPと黄緑色の線の交点からオレンジ色の線を引きます。※この線が平面図と同じ縮尺の高さになります。
⑨⑦で水平に引いたHLが目の高さになりますので、この図の様に地面に立った位置からのパースであれば通常HL1.5mなのでHLの下1.5mに立面図のGLを合わせて高さを書いて行きます。

「作図」
⑩平面図の出隅入隅の角とSPを結びます。それぞれの線とPPの交点から垂直に引いた線がパースの角々になります。
⑪オレンジ色の線と立面図の高さの交点をVP2に結びます。⑩で引いた右側の二本の線と交差させて右側面が出来ました。
⑫右から二本目の交点とVP1を繋ぎ⑩で引いた右から三本目の線と交差させます。その交点とVP2から引いた線を延長させて左から二本目の線に交差させ、その交点とVP1を繋いで完成です。

一見複雑に見えますが基本原理を理解すればどんな立体構造でも書く事が出来ます。

正確透視図法1 外観パース
正確透視図法1 外観パース