武蔵野台地は東京低地より地震に弱い?
東日本大震災から暫くして放映されたNHKの番組で、仙台の丘陵地帯にある住宅街が大被害にあった事を検証していました。
丘の下で起きる液状化現象で斜面が滑り落ちるという事でしたが何故かマスコミは一切報道していませんでした。
丘で起きる液状化現象は初めて確認されたので、データがまだ無かったからなのかもしれませ。
建築パースの打ち合わせでよく聞いたのが東京下町に建設する建物を設計する場合、役所との協議がけっこう難航すると設計事務所の方がボヤいていました。下町は昔から軟弱地盤と言われているので、基礎工事に関して厳しい要求をされていた様です!?
東京は下町に限らず全域が超軟弱地盤だそうです。東京で硬い地盤と言っているのは本物の地盤では無く比較的硬い層の事を地盤と言っている様です。本当の地盤は地下3500mまで掘らないと届かないと地質学者が言っていました。
下町の様な平地であれば地盤改良の方法は確立されている様ですが、丘陵地帯の地盤改良工事はかなり難しそうです。東日本大震災の際、地盤改良工事を行っていた東京ディズニーランドは一切液状化現象は起きませんでした。海を埋め立てた広大な敷地に人工地盤を造ったのは流石だと思います。
今回初めて丘陵地帯の液状化のデータが出てきたので今後の研究が進む事を期待されるところです。
阪神淡路大震災直後の新聞では軟弱地盤の方が揺れに強く海沿いの液状化した地域の建物倒壊は確認されなかったいという報道がありました。何故かこれもまたマスコミは何も報道しなくなりました。
【参考サイト】LIFULL
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_01210/?
fbclid=IwAR1z71F5LeZJbdcN6-bWVBjGKHmfNqji0lhoF7rYYUAjdX0P2NmP3nEv9l8