2005年以降に製造販売された、実在する自動車の3Dモデリングデータを使用する場合は自動車メーカーの許可(契約)を得ないと使用できません。
自動車メーカー1社あたり年間50万円以上のライセンス契約がかかります。そんな莫大な金額を払うことは不可能なので、当店ではオリジナルデザインの自動車をモデリングして使用しております。知的財産権侵害は違法です!
添景に使用する自動車は車高の低い車を配置するのが鉄則と考えておりますので、ミニバンやRVの様な車高の高い車は殆ど使用しません。
【参考サイト】内閣官房、知的財産戦略推進事務局 <現行法制度等に基づく保護可能性について> 抜粋
『契約による対応』
● 3Dデータのモデルやアイデアの提供者A(自動車会社)と、3Dデータ制作者B(モデリング販売会社)の間の契約において、3Dデータ利用範囲を制限する条項を盛り込むことで、3Dデータの利用に一定の抑制をかけることが考えられる。
●ただし、当該条項はAとBの関係において有効であり、第三者の3Dデータ複製や利活用に効力を及ぼすものではない。
「パースの作成者が許可を得たとしても、納品された側も許可を得ないと商用での使用は出来ません」
【参考サイト】内閣官房、知的財産戦略推進事務局
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kensho_hyoka_kikaku/2016/jisedai_tizai/dai4/siryou1.pdf
【参考サイト】アドビシステムズ「画像に関して確認されている制限事項」
https://helpx.adobe.com/jp/stock/contributor/help/known-image-restrictions.html
【参考サイト】株式会社フューチャースイッチ 「使用許諾について」
https://cgdatabank.com/general/kyodaku.php
【参考サイト】本田技研工業
https://www.honda.co.jp/legal/?from=navi_footer
「みやび坂総合法律事務所」の高橋 淳弁護士によると、近年の知財高裁裁判例では自動車のデザインも著作権保護対象になるそうです。自分で撮影した自動車やミニカーをトレースして、イラストにしても著作権侵害の可能性があるとの事でした。
【参考サイト】弁護士ドットコム 企業法務
https://www.bengo4.com/c_1015/c_17/b_439114/
【参考サイト】みやび坂総合法律事務所
https://www.bengo4.com/tokyo/a_13113/l_107904/
著作権は作者が創作したと同時に効力が発生します。しかし著作権を証明するのは意外と厄介。意匠権は同じ形態の製品にしか適用されないので、デザインや画像を保護する場合は商標登録で保護できるとの事です。
キティちゃん、くまモンなどのキャラクター自体も商標登録されているので、著作権よりも厳格に保護されています。
代表的なポーズやアングルの図柄を登録しておけば、他者が異なるアングルで模倣しても商標権で保護されます。
またキャラクター画像だけではなく「ぬいぐるみ」や「3DCG動画」などの立体物も立体商標として登録できるそうです。
東京スカイツリーも(名称・ロゴマーク・シルエットデザイン・完成予想CG等)が著作権・商標権により保護されている事を考えれば、イラストや建築パースに出てくる工業製品や自動車画像にも商標登録が設定されている可能性が十分考えられます。実在する製品を使用する場合は要注意です!
【参考サイト】プライムワークス国際特許事務所 ブログ「キャラクターを商標登録しましょう!」立体商標権
https://www.primeworks-ip.com/blog/jtm
東京スカイツリーは知的財産権で完璧にガードされているのです。(名称・ロゴマーク・シルエットデザイン・完成予想CG等)すべて無許可使用できないとの事です。
【参考サイト】東京スカイツリー「知的財産使用に関するお問い合わせ」
https://www.tokyo-skytree.jp/property/
【参考サイト】東京タワー 株式会社TOKYO TOWER「ライセンスについて」
https://www.tokyotower.co.jp/license/
全ての工業製品などは法律で保護されていると考えた方が良いでしょう。他者が作成した製品のデザ
インを使用するのであれば契約を結ばなければならないでしょう。または自分でオリジナルの物を作
るしかない様です。TPP加盟以来知的財産権侵害の量刑が極端に厳しくなっていますので注意が必
要です!