浅見光彦記念館 外観パース!
絵具と筆で描いていた頃に作成した浅見光彦記念館の外観パースです。手描き最後の頃に描いたパースですが、手描き末期では筆だけでなくエアーブラシも使用して作成していました。CGパースに移行する直前の作品です。10年以上手描きパースを作成してきましたが、作成方法も色々と変化しました。
パースを描き始めた頃は下図を簡略図法で作成していましたが、早い時期に正確透視図法に変わりました。正確透視図法は平面図を製図版に貼って作成していましたので、縦90cm幅160cmの大きな製図版が必要でした。PCを導入すると下図だけ三次元CADで作成する様になりました。
着色も筆だけで描いていましたが、エアーブラシも取り入れたので絵具もウインザー&ニュートンという伝統的なポスターカラーからリキテックスというアクリル絵の具に変わりました。手描きパースからCGパースに代わる頃はごった煮の様な感じだった気がします。
これより暫くして優秀なCGソフトが発売されたため下図だけでなく全てCGで作成する事になり、三次元CADも使用しなくなりました。
今ではCGパース専門なので大きな製図版やエアーブラシ用の大型エアーコンプレッサーも使用しなくなりました。
設計事務所からお借りする図面も昔はA2かA1の青焼き図面でしたが、現在はA3のコピー用紙かPDFデータに変わり、大きな図面用のカバンも出番が無くなりました。
エアーブラシを使わなくなった為、部屋に設置していた換気扇もほぼ使用していません。CGしか経験のない人にはピンと来ないでしょけど、どんどんと時代が変化していますし仕事がコンパクトになりました。
話を戻すと浅見光彦記念館は1994年に長野県軽井沢に建てられたクラブハウスが2016年から記念館として開館した様です。今の建物は外観パースを作成した頃の塗装から変更されていますが、形は変わっていませんでした。
建築当時の景観とは違い木が生い茂り良い雰囲気になっています。庭には浅見光彦のトレードマークである自動車、ドラマに使用していた初代ソアラも置いてありました。
