建築の立面図に添景を入れると臨場感が伝わる!
建築の立面図に人物、自動車、樹木などを描き加えることは、多くの場合、施主にとって臨場感を伝え、建物のスケール感や完成後の雰囲気を理解しやすくする効果があります。
理由は以下の点が挙げられます。
①スケール感の把握: 人物や自動車、樹木といった、普段見慣れているものと比較することで、建物の実際の大きさや、窓・ドアの高さなどを直感的に把握しやすくなります。図面上の寸法だけでは掴みにくいスケール感を補う助けとなります。
②生活感・利用イメージの向上: 人物が描かれていることで、建物が実際にどのように使われるのか、どのような雰囲気の場所になるのかといった生活感をイメージしやすくなります。車があれば駐車スペースとの関係性、樹木があれば外構や庭の雰囲気が伝わります。
③周辺環境との関係性の示唆: 樹木などを描き込むことで、建物が周囲の環境とどのように調和するのか、あるいはどのような景観を作り出すのかを想像しやすくなります。
④図面の無機質さの緩和: 立面図は本来、建物の形状や寸法、仕上げなどを正確に伝えるための図面ですが、専門知識がない方にとっては無機質で理解しにくい場合があります。人物などを加えることで、図面が柔らかく、親しみやすい印象になります。
ただし、注意点もあります。
●過度な描き込み: あまりに多くの要素を詰め込みすぎたり、描き込みが詳細すぎたりすると、本来伝えるべき建物のデザインや情報が分かりにくくなる可能性があります。
●デザインとの整合性: 描かれる人物や車、樹木のスタイルが、建物のデザインコンセプトと合っていないと、ちぐはぐな印象を与えてしまうこともあります。
●誤解を招かないか: あくまでも添景(てんけい)であるため、それらが建物のデザインを決定づける要素であるかのように誤解されないよう、バランスが重要です。
結論として、 適切に人物、自動車、樹木などを描き加えることは、特に専門家ではない施主に対して、図面の情報を補い、建物のスケールや完成後のイメージ(臨場感)を効果的に伝えるための有効な手段と言えます。設計者と施主の間のコミュニケーションを円滑にする助けとなるでしょう。
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